今日は雨が降ったんですが、夏に雨が降るとジメジメ湿気っているみおしです(=w=)
そんな湿気も吹き飛ばしてくれる、京都の夏の一大行事といえば、
お盆最後の日に行われる五山の送り火
ですよね!!(>ω<)
京都には京都三大祭り(葵祭・祗園祭・時代祭)と呼ばれる有名なお祭りがありますが、これに五山の送り火を加えて京都四大行事なんていうふうに呼ばれています。
五山の送り火は、京都の夏の風物詩。
京都の夏の終焉を飾る、京都のお盆には欠かせない大切な行事のひとつです。
みおしもテレビでちらっとその様子を見たことがありますが、山に火文字が灯され、京都の街が幻想的に彩られる様子が印象的でした。
京都五山の送り火・・・?
どんな行事か全く知らない!(゚ロ゚)
というアナタの為に、今回は詳しい日程と見どころについて詳しくまとめてみました~♪
もくじ
2018年 京都 五山送り火の日程
内容についてお話する前に、ザッとスケジュールをご紹介しますね。
京都 五山送り火
2018年8月16日(木) 20時~
東山如意ヶ嶽 「大文字」
松ヶ崎西山 万灯籠山 「妙」
松ヶ崎東山 大黒天山 「法」
西賀茂船山 「船形」
大北山 「左大文字」
嵯峨鳥居本 曼荼羅山 「鳥居形」
場所の地図
五山の送り火の場所の地図です。
大体の目安としてご参考ください。
お問い合わせ
京都市観光協会 075-213-1717
毎年京都のお盆最後の日である8月16日に行われます。今年も去年と同様に平日で木曜ですね。平日でも例年かなりの激混みのようです・・・。
各送り火の紹介と見どころ!
見どころは、当たり前ですがそれぞれの山に灯される巨大な火の文字ですね(笑)
全部同じように見えるんですが、それぞれ特徴があってひとつひとつ違うんですよ~!
色々調べていて、五山の送り火について1分でわかる動画を発見しました。
この動画を見たら私の説明なんて必要なくなってしまうのでは?と心配ですが・・・(T▽T)
初めての方にもわかりやすいようご紹介しますので、ひとつひとつ詳しくみていきましょう♪
東山如意ヶ嶽 「大文字」 20時00分点火
五山の送り火の送り火といえば、コレ!一番初めに点火される、送り火の代名詞!
「大文字」です。
どれを見たらいいか迷ったら、とりあえずコレを見とけば間違いないですw
大文字の名のとおり、「大」の形の火文字が灯されます。
5つの中で最も有名かつ規模も大きいので、五山の送り火の名称を間違えて「大文字焼き」と言っている人もいます。大文字焼きなんて言い方をするとプンプン怒る人もいるのでご注意をw
また、 左大文字と区別して、『右大文字』と呼びます。
左大文字とは対照的で、細長くてとっても美しいんです!(ノω< )
なので、女性型なんて呼ばれていますw ぜひ左大文字と両方見て、違いを見比べてみてくださいね!
万灯籠山&大黒天山 「妙法」 20時05分点火
「5つとか言ってるけど6つの山じゃないの?」
なんて思ってらっしゃる方もいることでしょう・・・。
「妙法」の文字は山は2つですが、二山一対で数えます( ・`ω・´)ドヤ
「妙」は万灯籠山、西の町組が受け持ちます。「法」は大黒天山、こちらは東の町組が受け持ちます。
妙法の字は法華宗の信仰が由来となっています。
そしてよくよく見ると妙は草書体で法は楷書体ですね。理由はわかりませんwww
点火が終了した21時頃から約1時間、ふもとの涌泉寺で日本最古の盆踊りといわれる「題目踊り」と「さし踊り」が行われます。
西賀茂船山 「船形」 20時10分点火
漢字で船の字の火文字かと思いきや、船をかたどった火文字が灯されます。
0:23あたりで出てきます。船の形が地味にカワイイですね・・・w
別名、『精霊船』(さっきご説明しましたが、精霊とは京都でのご先祖さまの霊の呼び名です。)と呼ばれていて、船首(船の先端のとんがっている部分のことです。)は西方浄土を向いているなんて言われています。
西方寺で鳴らす鐘を合図に点火し、送り火終了後は西方寺でご住職のありがた~い読経と六斎念仏という念仏を唱えながら踊る民族芸能が営まれます。
朝早くからせっせと割木を山に運んで、点火の準備を行っているんだそうですよ~。
大北山 「左大文字」 20時15分点火
東山如意ヶ嶽の大文字と区別して『左大文字』と呼ばれています。
右大文字ととても似ていますが規模や点火の手法に至る全ての面で異なり、右大文字に比べて太くてとってもたくましい火文字です!
なのでこちらは男型なんていうふうに呼ばれています( *`ω´)キリッ
その歴史は右大文字・妙法・船形より遅れているものの、300年以上の長~い歴史があるようです。1画加えて大の字を「天」としていた時代もあったのだとか。
また、松明(たいまつ)を抱えて勇壮に走る松明行列でも知られています。
曼荼羅山 「鳥居形」 20時20分
こちらも漢字ではなく、鳥居の形をした火文字です。愛宕山(あたごやま)への参道にある鳥居が由来であるといわれています。
朝8時頃から松明(たいまつ)が運ばれ、16時頃から点火準備にとりかかります。
初めに点火する東山如意ヶ嶽の大文字を見てからでも間に合うようにと、大文字が下火になって燃え方が弱くなってくるころに鳥居形が点火されます。
松ヤニが入った松で、他の火文字よりもちょっとオレンジっぽくみえます。なので、そこにもぜひ注目して見て頂きたいですね。
鳥居形は五山の中では唯一西山に位置し、高度も低いので市内各地から見るのはかなり難しいです。
が、
五山の中で最も勇壮で美しい!
といわれています(ノω< )
他の山は組木をして、そこに松明を使って点火するのですが、この鳥居形にはなんと点火資材がありません。そのまま松明を鉄製受皿の各火床に突き立て点火しますw
五山の送り火のうんちく
さてさて、五山の送り火について見どころなどご紹介しましたので、少し送り火のうんちくをw
京都では、ご先祖さまの霊を精霊(しょうりょう)と呼びます。
五山の送り火は精霊送り(お盆にお迎えした精霊を再び浄土へお送りすること)のかがり火を5つの山で焚く行事で、
5つの山に5種類の送り火をそれぞれ焚くので、『五山の送り火』と呼ばれています。
長い間京都の人々に慣れ親しまれ、厄除けのご利益があると信じられており、送り火の灯し火を映した杯を飲むと中風(半身不随のことですね。)にかからないなんていう風にもいわれているんですよヾ(・ω・`)
20時前になると市内のビルが照明を落とし、20時に点火される大文字からスタートします。
5つの山の送り火の点火予定時刻はそれぞれ決まっていて、5分ごとにそれぞれ点火していきます。
各山とも大体30分間くらい火が灯り続けているので、
「早くしないと消えちゃう!!(゚ロ゚)」
と焦らなくてもゆっくりと鑑賞できますw
以前は(といっても明治時代とかです)他の文字もあったそうなんですが、現在では5つですね。元々は松明(たいまつ)の火を空に投げ上げて、何もない大空を行く霊を見送っていたそうなんですが、これが山に点火されるようになって今のかたちに留まったとされているのだとか。
おわりに
いかがでしたか?
京都五山の送り火は、2018年8月16日(木)20時から5分ごとにそれぞれの山で点火していきます。
東山如意ヶ嶽 「大文字」 20:00点火
↓
万灯籠山&大黒天山 「妙法」 20:05点火
↓
西賀茂船山 「船形」 20:10点火
↓
大北山 「左大文字」 20時15分点火
↓
曼荼羅山 「鳥居形」 20時20分
実は2014年までは船形と左大文字の点火時間が同じだったんですが、変更になって左大文字が5分遅い点灯時間にかわりました。
全て見るのはなかなか大変ですが、やはり注目は一番有名かつ人気な「大文字」ですね。
反対に「鳥居形」は一つだけ遠いので、他の文字に比べてちょっと人気がないようです。が、人が少ない中で行われる広沢池の精霊流しは味わいがあってこちらもおすすめです(>ω<)v
一番人気の大文字と、他に比べると人気は薄いが最も美しい鳥居形、どちらも必見です!
それでは今日はこの辺で~♪