あなたは『お月見どろぼう』って知っていますか??
埼玉県出身のみおしは最近まで全く知らず・・・ここ数日、十五夜に関する記事を書いている時に偶然知りました。
みおしの周りの友人にも聞いてみたのですが、みんな声を揃えて
「お月見泥棒??何それ??(笑)」
と返してきます。埼玉・東京での知名度はだいぶ低いようです・・・w
そんなお月見泥棒、どんな行事かめっちゃ気になりますよね!!名前からしてなんか面白いし!w
一体全体どんなことをするイベントなんでしょうか。かなり詳しく調べてまとめてみました~!
お月見どろぼうとは?
お月見どろぼうは、
子供向けお月見イベントのひとつで、子供が十五夜のお供えを盗んでも良い
というちょっとビックリで子どもにとっては嬉しいイベントです。その名の通りお月見のお供えを泥棒するイベントなんですw
わかりやすくいうと、ハロウィンの日本バージョンみたいな感じですね。盗むと言いましたが、最近では近所の各家をまわっていって「お月見くださーい」とか「お月見どろぼうでーす」と叫んでお菓子をもらってるようです。
無料でお菓子がもらえるとのことで、子どもたちがものすごく楽しみにしているイベントのようです♪
どうやって準備するの?
お月見泥棒のやり方は大きく2パターンあるんですが、
とかそんな感じです。これといって決まったやり方はないので自由みたいですねー。
以前は盗みやすい縁側に置いておいたり、庭に面した部屋の鍵を開けといてそこに置いてあるものをこっそり盗んでいた(もちろん盗んでOKという前提で)ようですが、
現在では家の前に「おつきみどろぼうさんへ ひとり○個ずつ持っていってね!」と書いたダンボールにお菓子を入れておいたり、上記に書いたようにインターホンを押してもらって「お月見どろぼうでーす」と叫んで出てくるのを待ってお菓子を受け取ったり・・・とやり方も様々みたいです。
引っ越してきたばかりでいきなり家に子どもが「お月見くださーい」ときて「???」となったなんて人もいるようですよw
ちなみにお菓子は10~30円くらいの駄菓子とか個包装のお菓子なんかを2,000円分くらい大量に買ってきて置いておいたり、丁寧に袋に詰めたり、ジュースだったり様々みたいです。
ただ、悲しいことに全部誰かに盗まれたり、お菓子が無くなっていて大声で文句を言う子がいたりでトラブルも多いので自粛している家も増えているみたいです・・・ (´-ω-`;)ゞ
お月見泥棒のことを『団子盗み』なんていうふうに呼ぶ地域もあります。
昔は今のようにお菓子ではなく、竹竿などの長い棒の先に針金とか爪ようじなんかをつけてその棒を使ってお団子やおはぎ、柿なんかを盗んでいたのだとか。
長~い竹竿でお供えのお団子に爪ようじをぶっ刺して盗む姿はだいぶシュールですが、たまに地域のイベントでやっているところもあるようですw
もっと昔に遡った話だと、十五夜の夜は畑から里芋を盗んでも良いとされており、盗まれた家は「神様が持ち去ってくれたので喜ばしいことだ!今年は豊作になる!」と縁起が良いこととされていたそうです。
子どもは月や神様からの使者とされていたので、盗んでもオッケーなんですね~。羨ましいなぁ~ヽ【・ω・】ノ
お月見どろぼうの様子を撮影した動画を見つけてきました。
愛知県一宮市だそうです。この動画だと昼間ですね。大人が出て行って「どうぞ~」と出してます。ほんとやり方は様々みたいです。
それにしてもすごい子どもの数だなぁ。
お月見どろぼうはいつやってるの?
基本的にはどこも
みたいですねー。十五夜は旧暦の8月15日の夜なので、毎年日にちが変わります。
今年の十五夜はいつ?!こちらで詳しくご紹介してますのでチェックしてみてくださいね。
チラシを配ってイベントとして会場とかで大々的にやることもあるみたいです。
お月見どろぼうをやっている地域は?
地域は、結構限定的みたいですね。同じ市内でも隣の地区はやってるけどうちはやってない・・・とかも多いようです。
お月見泥棒で有名なのは、
辺りです。特に三重県四日市市ではかなり盛んみたいです。
情報が2014年で止まっていますが、やっている地域についてかなり詳しく調査しているHPがあったのでそちらも参考にしてみてください。四日市市以外の地域についても少し載ってました。
みおしが昔住んでた名張・伊賀はなかったかなー。桑名市の大和地区とかでもやってるみたいですよー。
ちなみにみおしが住んでいる埼玉・東京周辺では地名度は相当低いです。誰も知らないって・・・w
お月見どろぼうがテーマの絵本もあった!
面白いイベントなので息子にも教えてあげたいな~なんて思ってたらなんと絵本発見!!w
この絵本、お月見どろぼうの風習をもとに創作したのだとか。
カバーの折り返しにお月見の風習についてやお団子の作り方なんかも載っているそうです。
あとは、似たような話で福音館のこどものともに『いもぱくり』なんていう絵本もありました。こっちはかなり昔のこどものともなので、図書館とか中古で探すしかないかなー。
次の十五夜の夜に買ってきて読んであげようと思います(o・▽・)
まとめ
子どもが十五夜のお供えを盗んでもオッケー!という子供向けお月見イベント。
ハロウィンの日本バージョンのような感じで、近所のうちを子どもたちがまわって「お月見どろぼうでーす」と叫んでタダでお菓子をもらい(盗み)ます。『団子盗み』と呼んでいる地域も。
辺りで行われているようです。名前すら全く知らないという人も多いようですw
お供えを盗んでもオッケー!って、面白いですよねーw みおしは最初名前すら知りませんでしたが、子どもたちがすごく喜びそうな楽しいイベントですね♪
みおしは今年は十五夜をより楽しみたいな~なんて思っているのですが、十五夜の意味についてドヤ顔で子どもに説明するための記事も書きましたのでぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
それでは今日はこの辺で!ハヴァナイスお月見!!w